Announcing Parrot: A Liquidity Network for Lending & Borrowing 日本語訳
この記事は The Party Parrot の Announcing Parrot: A Liquidity Network for Lending & Borrowingの日本語訳です。
クリプト猿人のみなさん、こんにちは、こちらは Parrot(オウム)です。私たちはみなさんに Parrot Protocol をご紹介できることを嬉しく思います。Parrot Protocol は、Solana 上に構築された DeFi ネットワークで、ステーブルコイン PAI/資産の預託が不要なレンディングマーケット/マージン取引の vAMM などを含みます。これらはいずれも、DeFi システムにロックされた資産価値へのアクセスを可能にするという一つの問題を解決するために設計されたユースケースです。
現在、何十億ドルもの資産が数百もの DeFi システムにロックされており、Uniswap LP トークンやAAVE 利息トークンといった、さまざまな利息を生むトークンに変換されています。 しかし、これらの LPトークン自体には、あまり多くのユースケースが用意されていません。 LP トークンはリスクが不透明であるため、 DeFi 上で LP トークンとして固定された資産の価値は利用できず、その価値の単位は人間が利用するには適していません。
Parrot Protocol は、LP トークンを担保とした流動性とレンディングネットワークを構築することで、LP トークンの形でロックされた資産価値にアクセスできるようにすることを目指しています。 Parrot の秘密のプランは(ここだけの話ですが)以下のようなものです:
- LP トークンを担保として裏付けられたステーブルコイン PAI の作成。 これは、異なる種類の LP トークンの保有者がお互いに取引しやすいような、共通の取引単位を提供します。
- LP トークンを担保とした Parrot レンディングマーケットの作成。 これにより、LP トークンの保有者は、貸し手の流動性から資産を借りることで、LP トークンにロックされた資産価値にアクセスすることができます。
- PAI を通貨単位としたマージン取引商品(バーチャル AMM または vAMM)の作成。 これによって、Parrot コミュニティは手数料を徴収し、Parrot ファミリーの食い扶持を稼げるようになります。
Parrot の小さな一歩
Parrot の最初のプロダクトは、Solana 上のステーブルコイン PAI です。これはテスト用に devnet に展開されているので、是非試してみてください!
https://partyparrot.finance もしくは https://parrot.fi
※訳注:2021/6/24 現在、PAI は mainnet-beta でも利用可能です。
ステーブルコイン PAI によって実現されるユースケースには、以下のようなものがあります:
- ETH / BTC を L1 スワップにステークして LP 報酬を得る。
- LP トークンを Solana にブリッジする。
- LP トークンを担保にして PAI を発行する。
- PAI を支払って、Serum でさらに ETH や BTC を買う。
- 残高が増える。
- (後ほど PAI を返済)
つまり、あなたは ETH のレイヤー 1 でイールドファーミングを継続しつつ、さらに Solana で PAI を用いて新たなイールドファーミングを行うことができます。
これはすごい、資本効率がいいですね!
トークンの分布
トークンシンボル: PRT
総発行量: 1,000,000,000 PRT
- プロトコルインセンティブ: 35%
- チームとエンジェル投資家: 17.5%(1–3 年のロックアップ)
- エコシステムとパートナー: 20%
- シード: 17.5%(1–3 年のロックアップ)
- プロトコル用リザーブ: 10%
プロトコルのビジネスモデル
利回りは勝手に木に生えてくるようなものではありません。プロトコルを長期的に存続させるためには、手数料収入を得て、プロトコルの参加者に正のフィードバックループを発生させて、それを維持していく健全なビジネスモデルが必要です。
Parrot プロトコルは提供するサービスから手数料を徴収し、それを使って一般のマーケットから PRT を買い戻し、プロトコルのインセンティブとして PRT を循環させます。プロトコル手数料の主な収入源は以下の通りです:
- ステーブルコイン PAI で発生するスタビリティーフィー
- PAI の借入利息(プロトコルにとっては貸出利息)
- 強制決済ペナルティ
- レンディングマーケットの借入手数料
- vAMM の取引手数料(vAMM は流動性プールを必要としないので取引手数料を総取りすることができます)
システムの支払い能力を確保するために、PRT トークンが保険プールのインセンティブとして利用され、レンディングマーケットでの資金が不足した分を補うために使われます。また、極端な市場環境においては、PRT トークンを発行して不良債権の処理に充てられることもあるかもしれません。
ジャングルの掟 : gPRT
コミュニティのガバナンスへの長期的な参加を促進するため、トークンをロックアップすることを選択した PRT 保有者は、その代わりにガバナンストークンである gPRT を受け取ることができます。ロックアップの期間が長ければ長いほど、ロックアップされた分の gPRT トークンが多めに発行されます。
- 1 年: 1x (gPRT1)
- 2 年: 1.5x (gPRT2)
- 3 年: 2x (gPRT3)
- 4 年: 4x (gPRT4)
これらの gPRT トークンは保有者に追加の議決権を与え、プロトコルのインセンティブを高めます。
(注意:gPRT トークンの正確な乗数については経済的な監査を受けている最中であり、今後変更される可能性があります)
ロードマップ
- 2021 年 Q2 (4–6月): LP 担保のステーブルコイン
- 2021 年 Q3 Solana DeFi サマー: LP 担保の仮想通貨レンディング
- 2021 年 Q4–2022 年 Q1: PAI を使った vAMM のマージン取引
スケーラビリティーとユーザビリティーのための開発
DeFi はまだ始まったばかりですが、10 年後には 10 億人の DeFi 猿人がいることでしょう。
Web に相当する規模のエクスペリエンスを構築するためには、Web スケールのブロックチェーンが必要です。未来に貢献するためには、次のようなポテンシャルを持つプラットフォームが必要であるという Serum の究極的なビジョンに、Parrot も強く賛同します:
- 毎秒数万件の取引や毎秒数十万件の注文を処理する能力
- 1日に100億回の SNS とのやりとりを処理する能力(およそ毎秒10万回)
- 0.001ドル未満のガス代
- 世界とともにスケール(世の中の技術が進歩するとともにブロックチェーンのスループットも増加する必要がある)
- 人間の反応速度ほどの時間スケールでトランザクションを処理可能
処理速度はユーザビリティーの前提条件です。Solana ブロックチェーンは、既存の L1 と比べて、10000 倍の容量、100 倍のレイテンシー改善を実現しており、一般的な Web アプリと見分けがつかないほどのシームレスな Dapp を作成することができます。
Parrot パーティーに加わりましょう
Parrot は今後のエキサイティングな計画を皆さんにお伝えするのが待ちきれません。ミームコンテスト/エアドロップ/IDO/流動性マイニングプログラム などなど。
さあ Parrot パーティーに加わりましょう! いまからでも決して遅すぎることはありません!
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