GenesysGo $SHDW IDO 非公式ガイド
2022 年 1 月 3 日 23 時(日本時間)から GenesysGo の $SHDW トークンの IDO が実施されます。
この記事は、$SHDW トークンの IDO 参加を検討している方のために、私(ソフトゲート)が独自にポイントをまとめたものです。あくまでも非公式の情報源であることをご理解の上、参考にしていただけると幸いです。
また、本記事はなるべく簡潔にまとめるよう努力しましたが、この IDO はオークション形式で実施される点に注意をして下さい。よくある抽選方式の IDO のように、IDO 直後にトークンが数倍に値上がりするようなことはまず期待できないでしょう。
したがって、本記事からリンクしている詳細記事もお読みいただき、IDO の仕組みそれ自体はもちろんのこと、GenesysGo と Shadow Protocol についてもよく理解した上で、中長期的な目線で IDO に参加するかどうかを十分に検討した方がよいかもしれません。
なお、本記事は投資助言を提供することを意図したものではありません。ここに記載された内容などを総合的に考慮した上で、ご自身の投資判断に基づいて IDO にご参加下さい。
IDO について
$SHDW トークンの IDO は Mango Markets や Aurory の IDO で使われたスマートコントラクトを改造したオークション形式で実施されます。
IDO では、以下のトークノミクスの “IDO Pool” という割り当て、すなわち 30,000,000 $SHDW が販売されます。
この IDO には誰でも参加することができます。購入を希望する人は、上記の IDO サイトで、購入を希望する分だけの USDC をデポジットしてください。デポジットは 1 月 3 日 23 時から 1 月 4 日 23 時までの 24 時間受け付けています。
最終的に、デポジットされた USDC の総額を 30,000,000 で割ることで、1 $SHDW の単価が決まり、参加者は各自がデポジットした USDC の量に応じた $SHDW の割り当てを受けます。
ただし、Mango や Aurory の方式に慣れている方にこそ注意をしていただきたいことがあります。今回の IDO では、一旦 USDC をデポジットしたら、キャンセルして USDC を出金することはできません!
そのため、USDC をデポジットする際には、それが最終決定になると留意した上で、十分によく考えてデポジットをして下さい。ちなみに、複数回に分けて、追加のデポジットをすることは可能です。
また、購入単価がいくらくらいになるかをある程度見積もった上で参加したい方は、なるべく 1 月 4 日 23 時の終了間近にデポジットをするとよいでしょう。
なお、今回の IDO では 1 $SHDW = 0.5 USDC という最低価格が設定されており、それを下回る価格での購入はできません。つまり、もしデポジットされた USDC の総額が 15,000,000 USDC を下回った場合は、参加者全員が 1 $SHDW = 0.5 USDC という単価で購入でき、売れ残った $SHDW は SSC DAO のトレジャリーに移動します。
具体的な IDO 参加手順については、別の記事で詳しく解説していますから、そちらをご参照下さい:
オークション形式の IDO は、しばしば IDO 直後に価格が下落すると言われていますが、この点に関する考察記事もあります:
GenesysGo と Shadow Protocol について
GenesysGo は、一般には RPC プロバイダと呼ばれる業種と認識されていますが、現在は RPC サーバの提供で収益をあげているわけではなく、むしろ RPC サーバは Solana エコシステムに無料開放する方針に切り替えています。
それでは、GenesysGo は今後どうやって収益を得るのかというと、分散型ストレージソリューション Shadow Drive を含む Shadow Protocol を柱としたビジネスを展開していく予定です。
誤解を恐れずに一言で要約すれば、Shadow Protocol は分散型ストレージである Arweave や Filecoin のようなサービスを目指しています。
したがって、GenesysGo という企業を考えるとき、「RPC プロバイダの一つ」ではなく、「Solana に最適化されたハイスピードな分散型ストレージソリューションを提供する組織」とみなすのが妥当でしょう。
同様にして、$SHDW IDO の意義も、「RPC プロバイダ企業が発行するトークンを購入」するというより、「分散型ストレージサービスのネイティブコインをアーリーアダプタとして購入」する機会と捉えるのが適切ではないでしょうか。
GenesysGo が、このような意欲的なテーマに挑んでサービスを構築しきれる能力があるかを考える上では、リード開発者の levicook が Discord に掲載した彼自身の簡単な開発経歴紹介も参考にしてください。
Since I missed the call yesterday, I can introduce myself. I’ll be leading development efforts at GenesysGo. In the Solana ecosystem I’m best known for my work with Metaplex on and around the candy machine / bootstrapping the NFT boom with docs, tools and hands on support. Before falling into that I was working on the Gravity Bridge (a trust-less bridge that connects Ethereum and Cosmos chains) and Sommelier — a Defi protocol for trust-less automated management of Uniswap V3 LP positions (we built the canonical Uniswap subgraphs here too). I also spent some time with the Ethereum Foundation designing and implementing the Portal Network (their version of this “where do we keep all this state?”). I helped design and implement storage layers for InfluxDB (the time series database/platform) too. Overall though I’ve been a serial entrepreneur/founding technologist for 20+ years. So lots of experience building teams and companies as well. Lacking in brevity, but hopefully gives you a sense of topics I can speak to!
参考記事
以上を踏まえて、Shadow Protocol についてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事をご参照下さい:
また、GenesysGo と Shadow Protocol に関する網羅的な公式 Medium 記事(の日本語訳)もありますので、非常に長い記事ですが、こちらも是非ご一読下さい:
Arweave や Filecoin と比較して、Shadow Protocol にどのようなアドバンテージがあるのかを解説した記事がこちらです:
そして、Arweave や Filecoin のような規模の大きなソリューションを GenesysGo が開発できる(と考えている)のはなぜかを知るには、この記事をご覧下さい:
最後に
GenesysGo や Shadow Protocol について、何かご質問などありましたら、GenesysGo の Discord にお越し下さい。日本語チャンネル #japanese-chat でお待ちしています!